リスクコンサルタント

主には企業経営、事業推進を進めるうえで、内部に潜むリスクの洗い出し、リスク回避の支援を実行するお仕事です。リスクコンサルタントにおけるテーマとしては、以下のようなものが代表的な事例です。

■不正リスク対策

昨今、データ改ざん、個人情報の流出、不正会計、その他不祥事などの報道が数多く取り上げられるようになりました。

<例>
・ベネッセの個人情報流出
・東芝の不正会計
・スルガ銀行の不適切融資 など

こういった事故、事件については、発生してしまうと企業としての信用力の低下、ひいては企業の経営存続に大きな脅威となってしまいます。このようなリスクに対して企業も内部統制/コンプライアンス部門を設け、法律、規則などに準じた対策を行っていますが、不正、事故、事件はゼロにはなりません。リスクマネジメントコンサルタントは、このようなリスクに対しての管理体制の構築、コンプライアンス対応、その他あらゆるリスクの洗い出しの支援を行っています。

■BCP(事業継続計画)

企業が自然災害、震災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことです。

突然発生する緊急事態に対して、有効な手を打つことがきでなければ、経営基盤によっては、企業経営存続に大きな影響を与えることになります。事故や災害に巻き込まれないようにすることだけを考えるのではなく、事故や災害が発生し、不幸にも自社の重要な経営資源(人員、施設、データ、業務委託先、システムなど)に大きな影響が出てしまった時に、どうするかを考え、そのための手を打っておくなど、改善整備を進めるためのコンサルティングプロジェクトが多くなっています。また、企業におけるデータ活用も進んでいるため、情報資産と絡めたシステム関連するBCPプロジェクトもテーマとして増えています。

その他、「金融リスク管理」、「ERM高度化」、「物理セキュリティ」、「サプライチェーン・リスクマネジメント」なども、リスクマネジメントコンサルティングのテーマとなります。

昨今の事業の多角化・グローバル化、デジタル活用(デジタルトランスフォーメーション)の広がりにより、「新規事業の立ち上げ」、「海外拠点の立ち上げ」等の企業経営の「攻め」を実施するうえでのリスクコンサルティングも行います。

世の中としても全く新しい市場で事業を展開する中では、法規制、ルールが未整備な場合もしばしばあります。現行の規制と照らし合わせながらも、新しい事業を展開するうえでのリスクについても考えなくてはなりません。

例えば、昨今の「仮想通貨事業」や「キャッシュレス決済サービス」。仮想通貨(コインチェック)の流出やキャッシュレス決済サービスの不正アクセス/ハッキング問題(7Pay)も、最近の報道で取り沙汰されています。

新しい事業を推し進める「攻め」の側面がある一方で、表裏一体で「リスク(守り)」も付きものになります。決して、「攻め」の足枷になるわけではなく、安心安全にサービスを利用いただくユーザーに向けた信用力の獲得に、ルール作り・システム作りに向けて、非常に重要な我々リスクコンサルタントのお仕事となります。