夏休み前に知っておこう「パトカー」

パトカーはパトロールカーの略称です。身近な存在でお子さんにも大人気ですが、お世話にはなりたくないですね。そのパトカーについていろいろ見ていきましょう。

パトカーの種類

ここでは、同じように見えて実は違うパトカーについて見ていきます。

①無線警ら車

白黒ツートンにカラーリングされたセダンタイプの車両です。ルーフ上には赤色灯が装着されています。ほとんどは運転担当と無線担当の2人1組となっています。

②小型警ら車

通称ミニパトと呼ばれているもので、無線警ら車同様に白黒のカラーリング+赤色灯を装備しています。主にコンパクトカーが使用されます。

③交通取締用四輪車

超高速で追跡可能なスペックを持った高性能パトカーで、白黒ツートンとカラーリングが施されていない覆面車両の2タイプが存在します。

パトカーに使用されている車種

パトカーは用途による種別のほか、国費で購入する国有パトカーと、各都道府県の予算で購入する個別のパトカーの2タイプに分類されます。国有パトカーが全国共通なのに対し、個別パトカーはいろいろな車種が選ばれています。

①国有パトカー

有名なのはトヨタクラウンでしょう。現行モデルの220系クラウンも2021年末から一部配備されています。そのほかトヨタパッソ、日産セドリックセダン、同クルー、三菱ディアマンテ、スバルレガシィB4、スズキソリオ、同キザシ、同スイフトなども国有パトカーとして登用されました(現役もあり)。

②各都道府県の個別パトカー

埼玉県警の日産GT-R(R34)、インプレッサWRX STI、警視庁の日産フェアレディZ NISMO、神奈川県警の日産4ドアGT-R(R33)、ホンダから寄贈された栃木県警の初代NSXなどが有名です。またマツダRX-7(FD3S)、三菱GTO、トヨタソアラなど国費で配備された高性能車もあります。

パトカー(無線警ら車)に必要な基準

●エンジンの排気量は2.5ℓのNA相当
●4ドアセダンが基本(例外あり)
●トランクは450ℓ以上(例外あり)
●サスペンションの耐久性アップ
●撥水性に優れたシート表皮
●昇降機を搭載するためルーフの強化
●手動または自動でエンジン回転数が上げられ、維持できること
例外、変更はありますが市販車よりも耐久性が重視されています。パトカー=クラウンのイメージが強いのは、パトカー用のグレードが専用開発されているからです。

パトカー特有の装備

●昇降機(最も特徴的なもの)
●ストップメーター(速度取り締まりに使用)
●サイレンアンプ(赤色灯、サイレンの作動に使用)
●足踏み式サイレンスイッチ(ペダルを踏めばサイレンが作動)
●ルームミラーが2個(運転席、助手席用)
●防犯板(タクシーと同様にアクリル製)
●警棒収納(警棒を置くスペース)
●消火器 など
そのほか、ビデオカメラの装着が一般的でしたが、現在はドラレコを装着しています。

パトカーのメンテナンスはどこで?

一般競争入札によって選ばれた整備工場やディーラーで整備、メンテナンスをしています。こちらは年間契約となっています。ガソリンスタンドについても同様です。

パトカーはチューニングされている?

パトカーのエンジンは専用チューンされている、というのは昔からの都市伝説でもあります。ただ、警察自らがチューニングすることはありません。高速道路などで使用する場合に高性能車が必要な時は独自に県費などで購入しています。
また、リミッター解除についても警察サイドでは正式回答は出していません。


警視庁が導入した日産フェアレディZ(Z34型)のパトカー。導入時はマニアもビックリ!!

レガシィB4のパトカー。4WDゆえ降雪地域で大活躍。昇降機装着のためルーフを強化

日本のパトカー史上最も美しい一台に挙げられるのが埼玉県警のマツダRX-7(FD3S型)

ダイハツアトレーの小型パトカー。フロントマスクの黒部分のデザインがとても秀逸

パトカーの室内は普段はなかなか見られないが、イベントなどで公開された時は見逃し厳禁

2021年末から配備が始まった現行型クラウンのパトカー。セダンタイプながらスポーティ

先代クラウンのパトカー。パトカー専用グレードはロイヤル系に設定されていた

先代クラウンロイヤルのパトカーの横にあるごく普通に見えるスカイラインは覆面パトカー

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